『企業理念』に必要な要素とは

企業理念の記載内容(文章)は各企業で異なるとは思います。何れの内容も創業者あるいは創業メンバーの思いや考え方が色濃く反映されたものとなっています。しかしながら、その内容は創業時から一言一句変わらないものでなはなく、時代の変化を反映し内容を付け加えたり、表現方法を変えたりしています。何故なら社員、従業員の方がより実践しやすい、または理解しやすい内容としてきているからです。但し、共通事項としてはつぎの3要素は欠かすことが出来ない項目です。この3要素が記されていない企業理念は有効に機能しないのではないかとさえ考えます。では、その基本的な3要素とは、

  • ミッション・・・企業が世の中に存在している意義。何故、その企業が存在しているかを明確に記されていること。
  • ビジョン・・・・企業が将来にわたって成りたい姿。その企業の方向性が記されていること。
  • バリュー・・・・企業理念を実現するにあたっての共通の価値観が記されていること。

この3要素を理解しながらグローバル企業が掲げる企業理念を読んでいくと、その企業の全体像が見えきます。GAFAと呼ばれる4大グローバル企業では、アップルを除き企業理念を公表しています。内容は各企業のホームページ内に掲載されているので確認してみてください。アップルには企業理念が存在しないとも言われています。しかし、私はアップルを支える理念はスティーブ・ジョブズの考え方そのものではないかと思います。その一端を理解できるものとして、あの有名なスピーチがあります。2005年 米国スタンフォード大学の卒業式に招かれたジョブズは卒業生に語った内容だと強く思います。YouTube等にもアップされています。一度ご覧になってください。詳細は次回のブログにてお話しします。

投稿者:グローバル・ピア コンサルティング・ファーム