赴任先出社時に備えて(4回目)
どの様なポジション(職位)に就かれるにしても最初の挨拶(自己紹介)は緊張するものです。前回、お話ししたようにナショナルスタッフに好印象を持ってもらうポイントをお話しします。
・挨拶の長さ:3分程度。(長くても5分。それ以内に収めること)
・謙遜しすぎない:「自分は何も出来ないのですが、皆さんから学んで一生懸命頑張ります」
みたいな内容は理解されません。“何も出来ないのであれば「帰れば?」”と反応されるだけです。
・赴任前の業務:主な内容を1つか2つ。(営業を何年。管理業務を何年。等々)
※実績を披露しなくても大丈夫です。ナショナルスタッフはあなたの過去の実績にはそれほど興味を持ちません。
・着任後の業務:どの分野で業務を遂行するか。具体的な目標等は今後のミーティング等で時間を取って理解してもらうように
しましょう。
・業務に対する考え、希望:ここがポイント。赴任者が如何にナショナルスタッフと共に汗をかき、彼らの成長をサポートできるか。
物事をフェアに判断し、働きやすい環境を整えるかを簡潔に述べること。これが大事です。シンプルな言葉
で話せるように、ここだけでも事前に準備し、挨拶の締めにしていただければと思います。
ナショナルスタッフにとって新任赴任者の挨拶に興味や関心はそれ程高くはありません。だからこそ、彼らにとって有益となるかもしれない内容を話すのは重要です。最初からできない事を話す必要はありません。出来なかった場合の信頼回復は望めませんので。
時間はなるべく短く、簡潔に、落ち着いて挨拶をされる事をお勧めします。ご希望があれば挨拶の内容作りや挨拶の仕方等を私のワークショップやトレーニングで習得することが可能です。遠慮なくお問い合わせください。では、また次回に。